「ここに掃除機のコードが届かない…」
「枕元でスマホ充電できないって地味にストレス…」
「ダイニングでホットプレート使えないとか、ありえないでしょ…」
もし今、あなたが新築やリフォームの図面を前にして、
「これで本当にいいのかな…」「なんか抜け漏れがありそうで不安だな…」と、漠然とした不安を抱えながら、夜中に一人でスマホを眺めているのなら、今日の話はきっとあなたの力になれるはずです。
私も実は、かつてはあなたと同じように不安でいっぱいの住宅購入者でしたし、たくさんの後悔の声を聞いてきました。
だからこそ、「この人なら本当のことを教えてくれるかもしれない」と感じてほしい。そんな想いで、この記事を書いています。
あなたを信じたお客様の言葉が今でも胸に突き刺さっているから、今日のテーマは特に力を入れてお伝えしますね。→ 後悔しないコンセント計画、今すぐ始めませんか?
図面とにらめっこしても、実際の生活ってピンとこないですよね?
新築やリフォームって、本当にワクワクする一大イベントですよね。
でも、図面だけ見ても、正直なところ「実際に住んでみたらどうなるんだろう?」って、なかなかピンとこないもんです。特に、コンセントの位置なんて、図面上ではただの小さな四角とか記号でしかないじゃないですか。
「設計士さんが考えてくれてるから大丈夫だろう」
「まぁ、足りなくなったら延長コードを使えばいいか」
なんて、私も若い頃は思ってたんですよ。というか、会社の方針に従って「早く契約!早く契約!」って数字を追っていた新人の頃は、お客様に細かい生活イメージを沸かせる余裕なんてありませんでした。お客様が「うーん…」って迷ってるのを見ても、「大丈夫ですよ!プロが考えてますから!」って、強引なトークでねじ伏せた苦い経験があります。
でもね、ある時、入居後にそのお客様から言われたんです。
「あなたを信じたのに、ダイニングのコンセント、ホットプレートが使えない位置にあるのよ…毎日延長コードを這わせるのが本当にストレスなの。がっかりしたわ」
この言葉が、今でも私の胸に突き刺さっています。
一つ一つは小さなことかもしれない。でも、それが毎日繰り返されるストレスって、とんでもなく大きいんですよね。そして、その「地味なストレス」が、せっかくの新居での生活の満足度をどんどん下げてしまうんです。
だからこそ、今の私は声を大にして言いたいんです。
コンセント位置の計画は、単なる電気設備じゃありません。住む人の「日々の快適さ」と「将来のライフスタイル変化への適応力」を左右する、QOL(生活の質)に直結するめちゃくちゃ大事なデザイン要素なんです。
今日は、そんな後悔をあなたにしてほしくないから。22年間、不動産仲介と住宅販売の最前線で800組以上のご家族の家探しをサポートしてきた私が、「ここだけは絶対に外すな!」というコンセント位置のリストを、失敗談ランキング形式で包み隠さずお伝えしていきますね。
さあ、一緒に「後悔しない家づくり」への第一歩を踏み出しましょう!
【結論】コンセント配置は「未来の生活シミュレーション」が9割!
まず結論から言わせてもらうと、コンセント配置で失敗しないための秘訣は、「未来の生活をどれだけ具体的に想像できるか」、これに尽きます。
そして、その想像力を最大限に引き出すのが、これからお話しする「失敗ランキング」と「外せない位置リスト」なんです。
多くの人は、図面を見るとどうしても「部屋の広さ」とか「壁の色」とか、目に見える大きなところに意識が行きがちです。
でも、実際に毎日使うのは、その部屋でどう過ごすか、どの家電をどこで使うか、なんですよね。
想像してみてください。
朝起きて、顔を洗って、コーヒーを淹れて、朝食を食べる。
日中は掃除をして、洗濯をして、仕事や趣味に没頭する。
夜は家族で食卓を囲み、テレビを見て、寝る前にスマホを充電する。
この一連の流れの中で、「あっ、ここにコンセントがあったら便利なのに!」「あれ、この家電、どこで使うんだっけ?」となる瞬間が、実はコンセント配置のキーポイントなんです。
「いや、そんなこと言われても、どう想像すればいいのか…」って思いますよね?
大丈夫です。今日は、私がこれまで見てきた数々の失敗談を元に、「あー、それ絶対やっちゃうやつ!」ってなるような具体例を挙げていきますから。
【悲報】実際に多い「コンセント失敗ランキング」トップ5!
ここからは、実際に多くのお客様が経験してきた、地味だけどイライラが募るコンセント失敗談をランキング形式で発表していきます。
「あるある!」って思わず声が出ちゃうかもしれませんよ?
第1位:リビング・廊下・各部屋「掃除機のコードが届かない!充電器が邪魔!」
これ、本当に多いんです。特にリビングの奥や、ちょっと離れた洋室の端っこで掃除機をかけようとしたら…
「え、あと1メートルなのに届かないじゃん!」
ってなって、結局延長コードを引っ張り出す羽目に。コードが絡まってイライラ、見た目も悪いし、つまずく危険もある。これ、毎日のことですからね、地味に効いてくるんです。
失敗の背景と教訓:
- 掃除機の動線を全く考えていない: 図面だけでは部屋の広さを実感しづらく、掃除機のコードが届く範囲を具体的にイメージできていない。
- コードレス掃除機の充電場所: コードレス掃除機が主流になった今、その充電場所をどこにするか、意外と忘れがち。常に充電しておきたいのに、充電器を置くスペースやコンセントがないと、結局廊下に出しっぱなしになったり、別の部屋で充電する手間が増えたり。
- ロボット掃除機の基地: ロボット掃除機を使っているご家庭も多いですよね。その基地って、意外と場所を取るし、近くにコンセントがないと本領を発揮できません。
後悔しないための対策:
- 各部屋の対角線上に1つずつ: 最低でも、各部屋の入り口付近と、その部屋の対角線上にもう1つコンセントがあると安心です。これでほとんどの場所で掃除機が届くはず。
- 廊下にも忘れずに: 意外と盲点なのが廊下。長い廊下がある場合は、中間地点にも一つあると、いざという時に役立ちます。
- 充電ステーションの確保: コードレス掃除機の収納場所の近くに、必ず充電用のコンセントを設置しましょう。できれば、目立たない位置(収納内部や壁の隅など)に。
- ロボット掃除機の基地と高さ: ロボット掃除機は低い位置にコンセントが必要です。置き場所を決めて、それに合わせてコンセントを配置してくださいね。
第2位:寝室「スマホ充電できない地獄…夫婦ゲンカの原因にも!?」
これ、現代人にはもはや死活問題ですよね。
夜、寝る前にスマホをいじるのはもはや習慣。そして、目覚まし時計代わりにもなってる人も多いはず。
「あれ、コンセントがベッドの頭と足元にしかない!枕元で充電できないじゃん!」
なんてことになったら、もう最悪です。床にスマホを置いて充電したり、ベッドの下に潜り込ませたり…これじゃあ、夜中にふと目が覚めて時間を確認したい時にも不便だし、何より夫婦で使うとなると、取り合いになって小さなイライラが積み重なってしまいます。
失敗の背景と教訓:
- ベッドの配置を漠然と考えている: ベッドのサイズや配置が具体的ではないため、コンセントが枕元のちょうどいい位置に来ない。
- 夫婦2人分の需要を考慮していない: 夫婦で使う場合、それぞれがスマホやタブレットを充電したいはずなのに、コンセントが1つしかない。
- 将来のライフスタイル変化への考慮不足: 将来的に読書灯やアロマディフューザー、電気毛布などを使う可能性を考えていない。
後悔しないための対策:
- ベッドの両サイドに最低2口ずつ: 夫婦で寝るなら、ベッドの左右両方に、それぞれ2口コンセントを設置するのがマストです。スマホ充電以外にも、意外と使う場面が多いんですよ。
- 高さはベッドサイドテーブルの上か少し上: 床から30cm~40cmくらいの高さだと、ベッドサイドテーブルを置いた時に隠れず、スマホを置いたまま充電しやすいです。ベッドの高さに合わせて調整してくださいね。
- USBポート付きコンセントも検討: 最近は、USBポート付きのコンセントもあります。これだと、アダプターがいらないのでスッキリして便利ですよ。
第3位:ダイニング「ホットプレート使えないなんて、ありえないでしょ!」
家族で食卓を囲むダイニング。鍋パーティーやたこ焼きパーティー、ホットプレート料理は、家族団らんの定番ですよね。
「せっかくの食卓なのに、ホットプレート使うたびに延長コードを足元から引っ張ってくるの、本当にやめてほしい…」
はい、これは先ほど私がお客様に言われた、まさにあの言葉です。私も苦い思い出ですが、お客様のストレスは本当に大きかったと思います。延長コードが床を這うのは見た目も悪いし、何より足を引っ掛けて熱いものをひっくり返す危険だってありますからね。
失敗の背景と教訓:
- ダイニングテーブルの配置を考慮していない: ダイニングテーブルが壁から離れた位置に来ることを想定していない。
- 家電の使用頻度を軽視している: ホットプレートやミキサー、PC作業など、ダイニングで電気を使うシーンが多いことを忘れている。
- 足元コンセントの存在を知らない: 床埋め込み型のコンセントなど、目立たない解決策があることを知らない。
後悔しないための対策:
- ダイニングテーブル真下に床コンセント: これが一番スマートで安心です。テーブルの位置に合わせて、床埋め込み型のコンセントを設置しましょう。必要な時だけ開けて使えるので、見た目もスッキリします。
- 壁コンセントはテーブルから少し高めの位置に: もし床コンセントが難しい場合は、ダイニングテーブルの高さよりも少し高めの位置(床から70cm~80cm程度)に、2口以上のコンセントを設置しましょう。テーブルの陰に隠れず、PC作業などにも便利です。
- 将来のPC作業スペースも視野に: お子さんが大きくなって、ダイニングで宿題やPC作業をする可能性も考慮しておくと良いですよ。
第4位:キッチン「家電渋滞!たこ足配線が危険すぎる!」
キッチンは、もはや家電のテーマパークですよね。冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、電気ケトル、トースター、コーヒーメーカー、食洗機、フードプロセッサー…挙げればキリがないくらい、たくさんの家電がひしめき合っています。
「え、コンセントが全然足りないじゃん!たこ足配線しか選択肢ないとか、マジで危ない!」
はい、キッチンでのたこ足配線は、火災のリスクがめちゃくちゃ高いので絶対に避けたいところです。特に、消費電力の大きい電子レンジや炊飯器、オーブンなどは専用回路が必要な場合も多いですからね。
失敗の背景と教訓:
- キッチン家電の総数を把握していない: 今持っている家電だけでなく、将来的に買い足すであろう家電まで想定できていない。
- 消費電力の大きい家電への意識が低い: 専用回路が必要な家電の存在を知らない、または軽視している。
- コンセントの高さが合っていない: カウンター下の家電収納とコンセントの高さが合わず、結局使いにくい。
後悔しないための対策:
- 使用する家電をすべてリストアップする: 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、電気ケトル、トースター、コーヒーメーカー、食洗機、フードプロセッサー…今あるもの、欲しいもの、全て書き出しましょう。
- 専用回路を意識する: 消費電力の大きい電子レンジ、食洗機、IHクッキングヒーター、オーブンレンジなどは、基本的に専用回路(ブレーカーが別になっているコンセント)が必要です。設計士さんに必ず確認してください。
- 作業台と収納棚に複数設置: キッチンの作業台には、最低でも2口コンセントを2箇所は欲しいところです。家電収納の棚の中にも、それぞれの家電に合わせて高さを調整して設置しましょう。
- 冷蔵庫裏とパントリー内も忘れずに: 冷蔵庫は常に稼働しているので、裏側に専用のコンセントを。パントリー内に炊飯器や電子レンジを置く場合も、忘れずに設置してください。
第5位:テレビ周り「テレビ裏がカオス…ゲーム機もレコーダーも繋げない!」
リビングの中心にあるテレビ。今やテレビだけでなく、レコーダー、ゲーム機、サウンドバー、Wi-Fiルーター、 Fire TV Stick、充電ステーションなど、たくさんのAV機器が集まる場所ですよね。
「テレビボードの中、コードがぐっちゃぐちゃで、新しいゲーム機を繋ぐスペースなんてないよ…」
はい、私も見たことあります。もう何がなんだか分からない「コードの森」状態。これでは見た目も悪いし、ホコリが溜まって火災の原因にもなりかねません。
失敗の背景と教訓:
- 将来的なAV機器の増加を考慮していない: テレビの周りに何を置くか、増える可能性があるかを考えていない。
- コンセントの数が少ない、位置が悪い: テレビの真裏に1つだけ、なんてことになると、確実に足りなくなります。
- LANケーブルやアンテナ線との連携不足: コンセントだけでなく、LANケーブルの差し込み口も忘れがち。
後悔しないための対策:
- テレビボード内に最低4~6口のコンセント: テレビボードの内部に、最低でも4口、できれば6口のコンセントを設置しましょう。壁付けテレビの場合でも、テレビの裏にまとめて設置できるよう計画してください。
- 高さはテレビボードの中段〜上段: テレビボードの棚板の高さに合わせて設置すると、コードがスッキリまとまります。
- LANケーブルとアンテナ線もセットで: インターネットに接続する機器やテレビを見たい場合は、コンセントと一緒にLANケーブルの差し込み口とアンテナ線も設置しておきましょう。
- 将来のゲーム機、サウンドバーも考慮: お子さんが大きくなったらゲーム機が増えるかもしれませんし、サウンドバーを導入する可能性もあります。少し多めに考えておくと安心です。
【プロが教える】ここだけは外すな!絶対必須コンセント位置リスト(場所別)
ここからは、私の22年間の経験から導き出した「絶対に外してはいけないコンセント位置」を、場所別に具体的にリストアップしていきますね。
図面に書き込みながらチェックしてみてください。
リビング
- テレビボード内: 最低4口(理想は6口)。テレビ、レコーダー、ゲーム機、ルーター、充電器など。高さはテレビボードの中段くらい。
- リビングの角: 各壁に1箇所ずつ。掃除機、空気清浄機、アロマディフューザー、季節家電(扇風機、ヒーター)。床から25cm~30cm程度の標準的な高さでOK。
- ソファ横: 左右に2口ずつ。スマホ充電、間接照明、ノートPC。ソファの高さに合わせて、床から40cm~60cm程度がおすすめ。
- 掃き出し窓(ベランダ/庭に出る窓)付近: 1箇所。屋外での高圧洗浄機やイルミネーション、網戸掃除などに。屋外コンセントも検討。
- エアコン用: 各部屋のエアコン設置場所に専用コンセント。これは必須。
ダイニング
- ダイニングテーブル真下: 床埋め込み型コンセント(2口以上)。ホットプレート、PC、スマホ充電。
- 壁面(テーブル横): 2口。ダイニングでのPC作業、充電、間接照明など。テーブル高さより少し上(床から70cm~80cm)が便利。
- カウンター下(もしあれば): 2口。カウンターでの作業用、コーヒーメーカーなど。カウンター高さに合わせて。
キッチン
- 冷蔵庫裏: 専用回路1口。常に使用するので、裏側に隠れる位置で。
- 電子レンジ、炊飯器、オーブンレンジ: それぞれ専用回路1口ずつ。家電収納の棚板の高さに合わせて。
- 作業台(シンク横、コンロ横): 2口コンセントを2箇所。電気ケトル、ミキサー、フードプロセッサー、コーヒーメーカーなど。高さはカウンター上5cm~10cmが使いやすい。
- 食洗機: 専用回路1口。設置場所に。
- パントリー内(もしあれば): 2口。ストック家電用。
寝室
- ベッドの両サイド: それぞれ2口ずつ。スマホ充電、読書灯、電気毛布、アロマディフューザー。床から30cm~40cm程度の高さが、ベッドサイドテーブルを置いた時に隠れず便利。USBポート付きも検討。
- 部屋の角: 1箇所。掃除機、空気清浄機、加湿器など。標準的な高さでOK。
- 書斎スペース(もしあれば): 2口以上。PC、デスクライト、充電器など。デスクの高さに合わせて。
玄関・廊下
- 玄関土間付近: 2口。電動自転車の充電、ベビーカーの充電、クリスマスイルミネーション、高圧洗浄機。土間があれば、少し高めの位置(床から60cm~80cm)に設置すると水濡れに安心。
- 玄関収納内: 1口。靴乾燥機、芳香剤、ロボット掃除機の基地。
- 廊下: 長い廊下の場合は、中間地点に1箇所。掃除機、季節家電。
洗面所・脱衣所
- 洗面台横: 2口。ドライヤー、電動歯ブラシ充電、シェーバー。鏡の高さや洗面台の高さに合わせて。
- 洗濯機置き場: 1口(アース付)。洗濯機用。
- 脱衣所壁面: 1口。扇風機、ヒーター、除湿機。標準的な高さでOK。
トイレ
- 便座奥: 1口。ウォシュレット、暖房便座用。便座の高さに合わせて。アース付が望ましい。
- 壁面: 1口。芳香剤、小型ヒーター、スマホ充電など。床から30cm~40cm程度が邪魔にならず便利。
その他(あると便利な場所)
- 屋外コンセント: 庭の手入れ、EV充電、防犯カメラ、イルミネーション。防水・防雨型で。
- 階段の踊り場: 1口。掃除機、間接照明。
- WIC(ウォークインクローゼット)内: 1口。衣類スチーマー、除湿機。
- 小屋裏収納・床下収納: 1口。照明、電動工具。
- 書斎/趣味部屋: PC、モニター、プリンター、充電器など、多めに4~6口。
どうですか?これだけでも結構な数になりますよね。
「え、こんなに!?」って思った方もいるかもしれません。でも、一つ一つ見ていくと「確かに必要かも」って納得できるんじゃないかなって思います。
コンセントは「体の神経網」のようなものです。必要な場所に神経が届かなければ、体(家)は思うように機能せず、日常に不便や痛みが伴うんですよ。
「高さ」が命!家具や家電との素敵な関係を築こう
コンセントの位置を考える上で、数と同じくらい大事なのが「高さ」です。
せっかくコンセントを付けたのに、家具で隠れてしまって使えない…なんて、もったいない失敗は避けたいですよね。
「いや、そう言われても、家具の配置なんてまだ決まってないよ!」って思いますよね?
大丈夫です。完璧に決まっていなくても、大まかな家具のサイズや配置を想定するだけで、かなり精度が上がります。
標準的な高さだけではダメ!具体的な家電や家具と合わせる
- 床から25cm~30cm: これが一番一般的なコンセントの高さです。掃除機や空気清浄機など、床置き家電には最適。特に指定がなければこの高さで設置されることが多いです。
- 床から40cm~60cm: ソファやベッドサイドテーブルの高さに合わせて。ソファに座ったままスマホを充電したり、サイドテーブルに置いた間接照明を繋いだりするのに便利です。
- 床から70cm~80cm: ダイニングテーブルやデスクの高さに合わせて。PC作業やホットプレート使用時に、コードがテーブルの端からだらんと垂れ下がらずに済みます。
- 床から100cm~120cm: カウンターキッチンや作業台、スタディカウンターなどの高さに合わせて。キッチン家電や手元で使う充電器などに。
- 床から180cm~200cm: 壁掛けテレビの裏側や、高所に設置するプロジェクター、間接照明用などに。
大切なのは、「どんな家具を置くか」「そこで何を使うか」を具体的にイメージすること。そして、その家具や家電のコードの長さまで考えてみると、より完璧に近づきますよ。
プロの技!「未来の自分」を想像するワークショップをやってみよう
「わかった、コンセントって大事なんだね。でも、具体的にどうやって想像すればいいの?」
そうですよね。言葉で言われても、なかなか難しいもんです。
そこで、私がお客様におすすめしている「未来の自分」を具体的に想像するためのワークショップをご紹介します。これ、家族みんなでやると、めちゃくちゃ盛り上がりますし、設計士さんとの打ち合わせもスムーズになりますよ。
STEP1:1日の行動を家族全員でシミュレーション!
家族全員で、新居での「とある1日の過ごし方」を具体的に話し合ってみましょう。
- 朝: 何時に起きて、誰がどこで顔を洗い、ドライヤーを使い、コーヒーを淹れる?テレビを見る?朝食はどこで食べる?
- 昼: 掃除はどこから始めて、コードレス?有線?ロボット掃除機はどこを拠点にする?昼食は?PC作業はどこで?
- 夜: 家族団らんの時間はどこで過ごす?テレビ?ゲーム?ホットプレートは?お風呂上がりのドライヤーは?寝る前のスマホ充電は?
これらを書き出していくと、「あっ、ここで電気が必要だ!」という瞬間が見えてきます。
STEP2:今持っている&欲しい家電をすべてリストアップ!
次に、今持っている家電と、新居で「これ欲しいな~」と思っている家電をすべて書き出しましょう。
- スマホ、タブレット、PC、充電器
- テレビ、レコーダー、ゲーム機、サウンドバー、ルーター
- 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、電気ケトル、トースター、コーヒーメーカー、食洗機、フードプロセッサー
- 掃除機(有線/コードレス/ロボット)、洗濯機、乾燥機、ドライヤー、電動歯ブラシ、シェーバー
- エアコン、空気清浄機、加湿器、除湿機、扇風機、ヒーター、電気毛布
- 間接照明、アロマディフューザー、防犯カメラ、電動自転車、などなど…
そして、それぞれの家電を「どこで」「どのように」使いたいかを具体的にイメージしてみてください。
STEP3:間取り図に家具を配置し、コンセントと家電を書き込む!
これが一番大事です!
間取り図をコピーして、そこに「大体の家具の配置」を書き込みましょう。ソファ、ベッド、ダイニングテーブル、テレビボード、冷蔵庫、洗濯機…。
次に、その家具の配置に合わせて、STEP2でリストアップした家電を「どこで使いたいか」を書き込みます。そして、「じゃあ、ここにコンセントが必要だね!」という場所に〇を付けていくんです。
【プロ技】仮設コンセント(テープ)でイメージを掴む!
もし可能なら、家具を置く予定の場所に段ボールなどで大まかなサイズ感を再現し、コンセントを付けたい壁にマスキングテープなどで「ここ!」と印を付けてみてください。そして、その場所で実際に掃除機を動かすフリをしたり、スマホを充電するフリをしたり…。
これだけで、「あ、この高さじゃ使いにくいかも」「ここだと家具で隠れるな」といった、リアルな気づきが得られます。
知っておきたい!+αのコンセント知識
ここからは、さらに快適で安心な生活を送るために、知っておくと便利なコンセントに関する豆知識をいくつかご紹介しますね。
専用回路って何?キッチン家電には必須!
先ほども少し触れましたが、消費電力の大きい家電(電子レンジ、IHクッキングヒーター、オーブンレンジ、食洗機、エアコンなど)は、「専用回路」にする必要があります。
要するに、その家電のためだけにブレーカーが一つ用意されているコンセントのことです。
もし専用回路になっていないコンセントで、同時に複数の消費電力の大きい家電を使うと、ブレーカーが落ちやすくなったり、最悪の場合、発火の原因になったりする危険性があるんです。
設計士さんに「この家電は専用回路にしたいです」と必ず伝えてくださいね。
アース付コンセントの重要性
洗濯機や冷蔵庫、電子レンジ、温水洗浄便座、そして屋外コンセントなど、水回りや湿気の多い場所で使う家電には、「アース付コンセント」がおすすめです。
緑色のコードを繋ぐ端子が付いている、あのタイプですね。
アースは、万が一家電が漏電した際に、感電や火災を防ぐための安全装置です。特に小さなお子さんがいるご家庭や、ペットを飼っているご家庭では、より安心して生活するためにも積極的に導入を検討しましょう。
屋外コンセント、侮るなかれ!
「屋外コンセントなんて使うかな?」って思う方もいるかもしれません。
でも、これが意外と便利なんです。
- 高圧洗浄機: 車や外壁、玄関土間の掃除に大活躍!
- 電動自転車・電動工具: 庭の手入れやDIYに。
- イルミネーション: クリスマスなどのイベント時に。
- EV(電気自動車)充電: 将来的にEV購入を考えているなら、今のうちに検討しておくと後が楽です。
- 防犯カメラ: セキュリティ対策にも。
屋外コンセントは、雨風にさらされるので、必ず防水・防雨タイプを選んでくださいね。
LANコンセント、USBコンセントも忘れずに!
インターネットが当たり前の時代、Wi-Fiだけじゃなく、PCやゲーム機、テレビなんかは有線接続したいって人も多いはず。
そんな時は、「LANコンセント」を設置しておくと、通信が安定してめちゃくちゃ快適です。特に書斎やリビング、子供部屋には検討したいですね。
そして、スマホやタブレットの充電に便利な「USBコンセント」もおすすめです。アダプターが不要なので、見た目もスッキリしますし、コンセント口を一つ占領しなくて済みます。寝室やリビングのソファ横などにぜひ!
ちょっと待った!「コンセントは多ければ多いほど良い」は間違い?
ここまで、「あれもこれも必要!」って話をしてきましたが、ここで一つ、ちょっと逆張りな視点をお伝えさせてください。
「コンセントは多ければ多いほど良い」
…って、ホントにそう思いますか?
もちろん、足りないよりは多い方が良いのは事実です。でも、むやみに増やしすぎると、こんなデメリットも出てくるんです。
- 費用増: コンセントを増やす分だけ、工事費用も上がります。
- 見た目の悪化: 壁一面にコンセントだらけ…なんてことになったら、せっかくのおしゃれな壁紙や内装が台無しですよね。
- 使わないコンセントの存在: 結局使わないコンセントが増えて、ホコリが溜まったり、掃除が面倒になったり。
本当に重要なのは、「適切な量と最適な配置」なんです。
完璧なコンセント配置なんて、ぶっちゃけ不可能です。将来、どんな家電が出てくるかなんて、誰も予測できませんから。無線充電技術がもっと進化したり、バッテリー家電が主流になったりしたら、コンセントの重要性は相対的に低下する可能性だってあります。
だから、ある程度の汎用性や、いざという時に延長コードで対応できる「余白」も大切なんです。
無理に完璧を目指しすぎず、今回ご紹介した「外せないリスト」をベースに、あなたのライフスタイルに合わせた最適なバランスを見つけることが重要ですよ。
それにね、「施主であるあなたに、ここまで詳細なシミュレーションを求めるのは、設計士の専門家としての責任放棄じゃないか?」という批判の声があるのも事実です。
本当は、プロがもっと具体的な生活提案をすべきだと私も思いますし、そうできるように業界全体で努力していくべきだと考えています。
でも、現状では、あなたの「未来の自分を具体的に想像する力」と「過去の失敗から学ぶ知恵」が、後悔のない選択をするための何よりの武器になるんです。
不安をワクワクに変える、あなたの家づくりを応援しています
いかがでしたでしょうか?
コンセント一つとっても、これだけ奥が深いんだな、と改めて感じてもらえたら嬉しいです。
正直、新築やリフォームは決めることが山のようにあって、本当に大変ですよね。
特に、図面だけでは生活イメージが湧きにくいコンセントのような「目に見えない部分」は、後回しになりがちです。
でも、その「目に見えない部分への意識」こそが、完成後の「目に見える満足度」を大きく左右するんです。
かつての私がそうだったように、「とにかく契約を取ること」ばかり考えて、お客様の迷いを強引にねじ伏せてしまう営業マンも、残念ながらまだいるかもしれません。
でも、今日のこの記事を読んでくれたあなたは、もう大丈夫です。
私は、お客様が購入後に後悔しないことを何よりの最優先事項にしています。
だからこそ、「買わない決断」も正解だと伝えられるプロでありたいと常に思っています。
今日の話が、あなたの家づくりにおける「不安」を少しでも「ワクワク」に変えるきっかけになったら、こんなに嬉しいことはありません。
ぜひ、今日のリストとワークショップを参考に、もう一度図面を広げて、ご家族みんなで未来の生活を具体的に想像してみてください。
そして、設計士さんや工務店さんに「ここにはこういう理由で、こんなコンセントが欲しいんです」と、自信を持って伝えてみてくださいね。
あなたの理想の家づくり、心から応援しています!
もし、もっと具体的なアドバイスが欲しい、自分のケースではどうすればいいか悩んでいる、という方がいらっしゃいましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。
私の経験と知識が、きっとあなたの力になれるはずです。

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